ネットで中傷被害に遭った女優ヤン・ズー、裁判に勝利

華流    3月9日

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人気女優ヤン・ズーが、一般人の女性からウェイボーで誹謗中傷を受け、損害賠償を求めて裁判を起こし、勝利を収めた。

いま中国でもっとも人気のある女優ヤン・ズー(楊紫)が、ネット上で受けた中傷に対する裁判で勝利を収めた。

事のきっかけは、2019年1月18日から2020年4月17日までの間、中国版ツイッター・ウェイボー(微博)でライ(雷)と名乗る女性が、ヤン・ズーに対して誹謗中傷の投稿を70回以上繰り返したこと。その投稿には「シリコン詰めのブス・ズー、死ね!」などの過激な内容が含まれ、明るくおおらかな性格のヤン・ズーでも到底容認できなかった模様。堪忍袋の緒が切れたヤン・ズーは、名誉をいちじるしく傷つけられたとして、6万5000元(約108万円)の損害賠償を求めて裁判を起こした。

ヤン・ズー側の訴えに対して、被告のライは「投稿はヤン・ズーのファンに対するもので、彼女を故意に傷つけるつもりはなかった」と述べ、法に反しているという認識が薄かったことや、妊娠中で気が動転していたことなどを主張した。

3月3日、サイバー犯罪を専門とする北京の裁判所がヤン・ズー側の訴えを認め、ライに2万元(約33万円)の損害賠償金を支払い、謝罪コメントを7日間毎日ウェイボーに投稿し、ヤン・ズーに公式に謝罪するよう命じた。

これに対してネットでは、「インターネットは無法地帯ではない。利用者は自分の言論に対して責任を持つべき」、「ネットの暴力に断固として反対する」、「匿名だからこうなる。これを機に実名制を望む」など、ヤン・ズーを支持する声や、SNSの実名制を求める声が多く寄せられた。

日本では昨年5月、SNSでの誹謗中傷により女子プロレスラーの木村花さんが自殺。横行するネットの暴力に対抗するためには、SNSの実名制導入や、誹謗中傷を行った人物の情報を開示するなど、システムの整備が早急な課題と言えるだろう。

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